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日本外装株式会社 社長 唐鎌のブログ

日本外装 社長ブログ

3冊目を出版しました。

約2年ぶりのブログ投稿となります。
2年間ずっとバタバタしておりまして、まともな休みはほとんどとれなかった気がします。
まあ、休みがとれないのは創業以来ずっと変わらない感じではあるのですが。(苦笑)
そんな中、先月頃からようやく少し落ち着きを取り戻しまして、そろそろブログも再開しなくてはなあ、と思っていたのですが、なかなか再開するきっかけというか、タイミングをつかめずに時間だけが過ぎておりました。

で、このたび3冊目の著書(共著)が出版される運びとなり、その発売日に合わせてブログも再開しようか、という流れになった次第です。
とは言え、相変わらず東奔西走の毎日を送っておりますので、流石に毎日更新というのは無理ですが、今後は週に1~2回ぐらいのペースでゆるりと更新しようと考えております。
よろしくお願い申し上げます。

さて、その3冊目の本ですが、Amazonで本日より発売となっております。

「雨漏り修理のプロが教える屋根外壁メンテナンス/我が家の補修で失敗しない方法」

今回も2冊目の『【図解】雨漏り事件簿』 と同様に共著となりました。
仲間のチカラを借りたほうが良い本になると考えての判断です。
本当に良い本にしたい(世の中の役に立つ本にしたい)という思いが強かったのです。
自分一人のチカラより、信頼できる仲間とチカラを合わせたほうが絶対に良い本ができると確信しておりました。
良い判断だったと思います。
手前味噌になりますが、良い本ができました。

2011年に出版した1冊目の著書は自己啓発書でした。
『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』
ひょんなことから、想定外&紆余曲折のすえに出版社さんとご縁を頂き、ビジネス書の出版にチャレンジすることになったものです。
出版社さんからは大きく期待して頂いていたにもかかわらず、結果的にはあまり売れずに迷惑をかけてしまいました。
今思えば、もっともっと努力する余地はあったのでは、と反省しています。
1冊目の出版社さんには本当に申し訳なく思っています。

2017年に出した2冊目は建設関連の専門書です。
『【図解】雨漏り事件簿/学芸出版社』
尊敬する玉水新吾先生との共著として実現しました。
この春に4刷目となる重版がかかり、多少なりとも出版社さんに貢献できていると自負しています。
雨漏りの現実の事例をふんだんに盛り込んだ専門書として、業界内外でそれなりに高い評価を頂いております。
今でもまだまだ売れ続けており、おそらくロングセラーになると思います。

そして今回の3冊目です。
「雨漏り修理のプロが教える屋根外壁メンテナンス/我が家の補修で失敗しない方法」
この本は、エンドユーザー向けの実用書となっています。
というか「ガチで役立つ実用書」を目指して企画しました。
建築素人の一般エンドユーザーが読んでわかるように執筆しました。
できるだけ専門用語を使わない、わかりやすい本づくりを心がけました。
内容的には物議を醸すというか、建設・リフォーム業界に大きな波風を立たせてしまいそうな話も書きましたが、主旨はあくまでもエンドユーザーに役立つ実用書です。
まあ、業界からは嫌われてもいい覚悟で書きましたけど。
というか、もともと既に嫌われている可能性が高いのですが。(苦笑)

そんなワケで、Amazonで本日より発売となっています。
おそらく近日中には全国の書店(おそらく大型書店中心)にも並ぶと思います。
ご興味のある方は、ぜひ手にとって頂ければと思います。
少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

ではでは。

3冊目の著書(共著)は実用書となります→『雨漏り修理のプロが教える屋根外壁メンテナンス:我が家の補修で失敗しない方法/学芸出版社』※「ガチで役立つ実用書」がコンセプトとなっています。
1冊目の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』
さらに2冊目の著書(共著)は建築専門書です→『【図解】雨漏り事件簿/学芸出版社』
1冊目の本は音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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ブランコで雨漏り点検

緊急の雨漏り点検のため、久しぶりにブランコに乗ってきました。

ネクタイを締めたままロープでぶら下がって作業するなんて、日本広しと言えども僕ぐらいかもしれませんね。(苦笑)

ただでさえ暑いのにネクタイして上着まで着てるもんだから汗びっしょりです。
まあ、当然と言えば当然ですけど。

ササッとぶら下がってほんのちょっと点検するだけ。

時間にして5分~10分ぐらいだから、まあ大丈夫だろう、と軽く考えて普段のままの格好で作業したのですが甘かったです。(笑)
というか、ぶら下がる前から既に汗だくでした。

昔と違って現在ではブランコ作業は労働安全衛生法の対象になっています。

ですので、最近の当社ではツインロープ+ライフラインの3本下降方式を採用しています。
25年前、僕が初めてブランコ作業を教わったのは、極太ロープ1本吊りだったので、単純計算で当時の3倍も安全になりました。
あの頃は安全帯(命綱)すらつけてなかったのに、今はフルハーネスでガッチリガードです。
安全すぎるほど安全です。
まさに屋上屋を架すという感じですね。
これじゃ落っこちようがありません。(笑)

いずれにしても安全第一です。

工事品質もお客様満足も、さらには社員満足も、全ては安全があってこそ。
我々が追い求めるものは全て、安全の上に築かれていくものです。
安全第一というよりも、安全は大前提ですね。
あらためて気を引き締めます。
頑張ります!

ではでは。

1冊目の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』
さらに2冊目の著書(共著)は建築専門書です→『【図解】雨漏り事件簿/学芸出版社』
1冊目の本は音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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RC造に鉄骨ALC造で増築した屋上防水からの雨漏り

先日の話。
都内の物件で雨漏りの相談を受けて現調に行ってきました。
これまでいろんな業者さんが来たけど雨漏りが止められなかったという相談です。

RC造3階建てビルの3階で雨漏りが起きているとのこと。

雨水浸出位置の状態を確認してからテラスに出て、タイル外壁の状態を目視で確認、そこからタラップで屋上に登って陸屋根の状態を確認しました。

屋上に登ってすぐに、あれ?と思い始めます。

屋上の形状と、さらには屋上を歩いた感覚に何となく違和感を感じたのです。
そこで、もう一度テラスに降りてみます。
やはり・・・
開口部の納まりがRCっぽくないぞ、と。

で、タイル外壁を手で叩いて感触を確認。

うん、間違いありません。
この部分はRC造ではなく鉄骨造(ALCタイル張り)です。
おそらく、もともとRC造の3階部分に2部屋分だけ鉄骨造で増築してあるはずです。

お客様にその見解を伝えると、『そうそう、言われてみればそうだった。すっかり忘れていたけど、新築の時に設計変更で部分的に増築したんだった。今あなたに言われて思い出した』とのこと。

さらに『なんでそんなことがわかるんですか?しかも来てすぐく。今までいろんな業者が見に来たけど、そんなこと誰も気づかなかったし、今まで誰にも言われなかったから、持ち主の自分もすっかり忘れてたぐらいなのに』とビックリされました。

恐縮です。

ただ、お褒め頂いて嬉しいんですが、ハッキリ言って、わかるのが当たり前なんです。
わからないほうがプロとしてどうかしてる。

これまで見に来た業者さんがわからなかったのは、おそらく見に来たのが営業マンだからでしょう。

彼らは営業のプロかもしれませんが建物のプロではありません。
現場を知っている建物のプロであれば普通にわかります。

そもそも建物の構造がわかっていない業者さんに雨漏りの原因がわかるはずがありません。

これまでの業者さんが解決することができなかったのは当然だと言えます。
建物の知識が無い人間が、リフォームや工事の営業をするからこのようなことが起きるワケです。

だから、ウチの会社では、営業職を募集しないのです。

まずは職人として経験を積み、その中から適性をみて現場監督を経験させる。
そのうえで本人が望む場合に限り、営業職(当社の場合はサービスマンという位置付け)として教育するのです。

ですから、当社のサービススタッフはみんな現場のことを知っています。

そうじゃなければ安心して任せられません。
もちろんまだまだ経験や知識にばらつきはありますので、まだまだ社内において教育・育成はチカラを入れる必要はありますが。
と、最後ちょっと自画自賛になってしまいましたが。(苦笑)

ではでは。

1冊目の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』
さらに2冊目の著書(共著)は建築専門書です→『【図解】雨漏り事件簿/学芸出版社』
1冊目の本は音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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排水ドレン詰まりによる雨漏り

広島・岡山を中心に西日本では先週からの大雨で甚大な被害が出ているようです。
ニュースから流れてくる降雨量が尋常な数字ではありません。
多くの地点で48時間の雨量が観測史上最大を記録しています。
この時期の例年1ヶ月に降る雨量よりも遥かに多い雨量が、わずか2日間に集中して降っているワケですから、瞬間的に河川の流下能力を超えてしまうのも当然かもしれません。

犠牲者や行方不明者の数も豪雨によるものとしては過去に記憶がないほど大きくなっています。

おそらく激甚災害に指定されるでしょうが、被害の大きい地域では平常に戻るまでに相当な時間がかかることになるでしょう。

お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害がこれ以上拡大しないことを心から願います。

そして、被害に会われた皆様が一日も早く平穏な日常を取り戻されることを願っています。
遠く離れた地におりますので、直接的にお役に立つことは難しいですが、今後、寄付金などを通じて、多少なりともご支援につながればと思います。

このような災害が起きた時にいつも思うことがあります。

自分に何ができるだろうか?ということです。
阪神淡路大震災の時も、東日本大震災の時も、被害が少しでも小さく済むように祈ると同時に、自分は今何をすべきか?今、自分には何ができるのか?を自問しました。

やろうと思えば、やれることはいろいろあります。

我が社のトラックに支援物資を積み込んで、今すぐ現地に乗り付けることも可能です。
ボランティアとして現地に行き、片付けや掃除など、復旧・復興のお手伝いをすることも可能です。
他にもやれることは沢山あります。

それら、自分にやれる沢山のことをふまえ、そのうえで自分が今何をすべきかを、大きな災害が起きるたびに自分に問うてきました。

そしてその都度、同じ結論に辿り着いたきたのです。
自分は自分の持ち場で責任を果たそう。
つまり、目の前の自分の仕事を全うしよう、という結論です。

例えば、自分が大きな船の乗組員で操舵室にいるとします。

その船の機関室で火災が起きたとして、自分は何をすべきか?という話です。
その消火活動は、機関室の乗組員と、消防担当の乗組員に任せるべきであって、自分までもが操舵室から飛び出して消化に走れば、船は別の大事故を起こす可能性もあります。
また、狭い機関室に大人数が行きすぎれば消化活動に支障が出るかもしれません。
機関室の人間と、消防担当、さらにはその近くの部署の乗組員に任せるのが無難です。
だから、自分の持ち場で責任を果たすことが大切なのです。

そんな考えもあり、これまでも大きな災害の時は、いつも通りを心がけてきました。

いつも通り、自分の目の前の仕事をしっかりやり抜く。
通常通りの生活を心がけ、通常通りの経済活動の一部を担う。
それが長い目でみると結果的に被災地への支援にもつながるのだと信じています。

もっとも、災害が起きた場所が近ければ、また別の判断になる可能性もあります。

災害の場所や内容によっては消火活動に走るべきというケースもあるかもしれません。
これからもその都度、正しい判断をしていきたいと思います。
ちなみに、このような災害の時に、すぐに支援物資を届けに走る人たちやボランティアに駆けつける人たちを、けっして否定しているわけではありません。
それぞれの人によって、置かれている立場や環境、価値観が違うのですから、いろんな判断があって当然だと思います。
それぞれの判断に正解・不正解はないと思っています。
ただ自分はこう考える、それだけのことです。

最後に、そんな通常通りの仕事の一貫として、雨漏りのプロとしての情報発信をしておきます。

今回のような豪雨の際によくある雨漏りの一つに【ベランダ排水の詰まり】による雨漏りがあります。
ごくごく簡単に言えば、ベランダの排水が詰まっている、あるいは詰まり気味→そこに豪雨により大量の雨が流れ込む→排水不良のためベランダがプール状態になる→ベランダ立上り部分を超えて掃出し窓などの開口部から室内に流入→当階床もしくは下階天井へ雨漏り、というものです。

『今まで何十年も全く雨漏りしなかったのに、今回のゲリラ豪雨で初めて雨漏りした!』という場合に多いパターンです。

この場合は雨漏りのプロは必要ありません。
排水ドレン(排水口)を掃除して、水がちゃんと流れるか確認するだけで大丈夫です。
それ以上にやれることはありません。
予防措置としてオーバーフロー管(ある一定の高さまで水が溜まったら水を排出する別ルート)を新設するという考え方もありますが、今まで何十年も全く雨漏りしなかったのであれば、あえてやる必要ないでしょう。
今後は、こまめに排水ドレンを掃除するだけで大丈夫なはずです。

逆に言えば、普段から排水ドレンの掃除さえやっておけば起きなかった雨漏りということです。

ですので、今回の豪雨を受けて、雨漏りのプロである自分が今発信すべき情報は『ベランダや屋上の排水ドレンを普段からこまめに掃除しておきましょう』ということになります。
ぜひ排水ドレンをチェックしてみてください。

ちなみに、もし大雨のたびにドレンが詰まって雨漏りするという状況であれば、そもそもドレンの口径が小さいなどの根本的な原因があるかもしれません。

その場合は、ドレン改修工事やオーバーフロー管の工事などプロの仕事が必要かもしれません。
そんなワケで、今日も目の前の自分の仕事に一所懸命に取り組みます。
西日本豪雨の被害がこれ以上大きくならないことを祈りつつ。

ではでは。

1冊目の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』
さらに2冊目の著書(共著)は建築専門書です→『【図解】雨漏り事件簿/学芸出版社』
1冊目の本は音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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雨漏り診断士試験の盛況ぶりに思うこと。

昨日の0時から申込受付開始だったんですが、早々と当日の午前10時すぎには定員となりました。
その後、キャンセル待ちの受付もお昼すぎには終了し、申込開始日の午前中で既に完全締め切りとなってしまいました。

相変わらずの盛況ぶりですが、ここ数年はずっとこんな感じが続いています。

受験者たちの間でも『受付開始の夜中0時にすぐに申し込まないと厳しい』という共通認識が広まっているようです。
残念ながら今回の申し込みに間に合わなかった人は次回までお待ち頂くことになります。
いろいろ努力はしておりますが、これ以上会場のキャパを大きくしたり回数を増やすことは難しいのが現実です。

現在の建築業界において、雨漏りに対応するための知識を身につけることは、もはや必須と言っても過言ではありません。

それぐらい雨漏りトラブルは増えていますし、建築に携わる以上避けては通れない問題です。
雨漏りにちゃんと対応できる人材を育成し輩出していかなければいけません。

我々がNPO法人雨漏り診断士協会を設立してから既に丸13年がすぎ、14年めに突入しています。

最初のうちは受験者が定員まで集まらなかったこともあります。
しかし、回を重ねるごとに受験希望者が増えていき、ここ5~6年は毎回瞬殺で定員締め切りになります。
キャンセル待ちが当たり前になっています。

世の中の流れから考えても、今後ますます雨漏りトラブルは増えていくと予想されます。

スクラップ&ビルドの時代は既に終わっており、好むと好まざるとにかかわらず建物の寿命を延ばさざるを得ない時代がやってきています。
技術の断絶や職人不足などの人的な問題も影響します。

これからも【雨漏り診断士】資格の取得を目指す人はますます増えるでしょう。

その勢いが止まる気配は全くありません。
雨漏り診断士が1000名の大台に達するのももうすぐです。日本で唯一の雨漏り診断士認定機関として、我々の責任の重さを感じつつ、さらに邁進していこうと思います。

ではでは。

1冊目の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』
さらに2冊目の著書(共著)は建築専門書です→『【図解】雨漏り事件簿/学芸出版社』
1冊目の本は音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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ALC版とラスシート(リブラス)では雨漏りも防水塗装工事も全く違う。

先日の話です。
雨漏りの相談を受けて下見に伺った建物の外観をひと目見て『あれ?』と思いました。
どうも様子がおかしいのです。
というのもお電話を頂いた際、お客様から『鉄骨ALCの建物です』と聞いていたからです。

ところが、あきらかに外壁がALCではないのです。
外壁にタイルを貼ってあるワケじゃなく、塗装で仕上げてある建物ですので、パッと見ただけでわかります。
そもそもALC版の目地がありません。

もちろん建物によってはALCの目地を潰してあるケースも稀にあります。
しかし、窓など開口部の納まりの形状や、ベランダの軒の納まりを見ても、あきらかに違う感じがします。
長くこの仕事をやっているので、パッと見ただけで『これはALCではないな』とわかるのです。
違和感というか。

とは言え、パッと見ただけで絶対ということは言えません。
お客様自身が『鉄骨ALCの建物』とおっしゃっているのですから。
確認のため、外壁を手のひらで叩いてみます。

この手のひらで叩いた時の音や感触で99.9%わかります。(ホントは100%と言いたいぐらいだけど、物事に絶対はないので・笑)
これは間違いなくALC版ではありません。
おそらくラスシートやリブラスです。

そこで、まず初めにお客様にその事実(見解)を伝えなければなりません。
間違った前提条件を元にして、相談への対応やアドバイスはできませんので。
まずは正しい情報を提供してお客様と前提条件を共有する必要があります。

で、この建物の外壁がALC版ではなく、おそらくラスシートかリブラスであることをお伝えしたのですが、それを聞いたお客様はたいへん驚かれた様子です。
というのは、お客様が全面的に信頼しているリフォーム業者から『この建物は鉄骨ALCです』と言われたようなのです。
これまで何度か大掛かりなリフォーム工事などをやってもらい、この建物のことを知り尽くしていると信じていた業者から言われていたらしく、お客様としては全く疑う余地がなかったとのことです。
そもそも今回の雨漏りも、既にそのリフォーム業者に相談をしていたらしく、弊社に相談をしたのは、あくまでも念のために専門業者の話を聞いてみようということだったらしいのです。

たいへん恐ろしい話だと思います。
建物のことを全くわかっていない無知な業者が、お客様から全面的に信頼されているという現実。
しかも、今回のようなケースは、けっして珍しい話ではありません。
わりと有名な大手のリフォーム会社さんにも、今回のような基本的な知識の無さに驚いたことがあります。

わかってる人がいないワケじゃないでしょうから、担当者のレベル次第という面があるのだと思いますが。
いずれにしても、外壁がALC版の場合とラスシート及びリブラスの場合では、雨漏りのメカニズムも、その対処方法も、全く違ってきますので、もし弊社に相談いただかないまま話が進んでいたとしたら、お客様としては大きな損失を被ることになったと思います。
きっと後悔することになったでしょう。
お客様の『念のため専門業者の話を聞いてみよう』という、ちょっとした軽い思いつきが、結果としてお客様ご自身を救ったことになりますね。
結果的にお役に立てたようで、よかったです。

私としても雨漏りで困っている全てお客様のお役に立ちたいという気持ちは強いのですが、まずはお客様から声をかけて頂かないことには役に立ちようがありません。
『専門業者にも聞いてみよう』『他の業者にも相談してみよう』という、お客様のほんの少しの勇気と、ほんの少しの手間がお客様自身を守ることにつながります。

雨漏りのこと、防水工事のこと、塗装工事のこと、外装工事のこと、ぜひ弊社にご相談ください。
お役に立てる自信があります.ではでは。

1冊目の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』
さらに2冊目の著書(共著)は建築専門書です→『【図解】雨漏り事件簿/学芸出版社』
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小さな工事から大規模修繕工事まで

先日、N君が担当している大規模修繕工事の現場に顔を出してきました。
現在施工中の大規模修繕工事とは別件で室内の漏水トラブルがあり、そのフォローのためです。
実は、この物件のオーナー様は、もともと私が担当していたお客様でした。

21年前、この会社を創業して5年目ぐらいの頃に飛び込み営業でお仕事を頂いたお客様です。

あれから21年が経って、今回あらためてご相談を頂いたので、当該エリアを受け持っているN君を担当に指名したのです。
その結果、現在施工中の大規模修繕工事をご発注頂いたという流れです。
そのような経緯もあり、久しぶりにお客様に顔を出しておきたい気持ちもありました。

今回、お客様に久しぶりにお会いしていろいろお話できて本当に嬉しかったです。

こうしてリピートの仕事をくださる駆け出しの頃からのお客様のおかげで、弊社も創業から27年めを迎えることができています。
そのことを再認識させて頂きました。
心からの感謝しかありません。

今回おまかせ頂いた大規模修繕工事は総額で1000万円を超える大きなお仕事ですが、そもそものご縁は、21年前に飛び込み営業で頂いた小さな工事です。

あの小さな工事があってこそ今回の大規模修繕工事につながったワケです。

思えば、あの頃はどんな小さなお仕事でも心から喜んでやらせて頂いたものです。

なんと言っても、いきなりの飛び込み営業ですから、そんな見ず知らずの自分を信頼して頂けるだけで本当に嬉しかった。(笑)
それはそれは一所懸命にやらせて頂いたものです。

もちろん、小さな仕事が大切なのは今でも同じです。

どんな小さな仕事でも喜んでやらせて頂くという気持ちに変わりはありません。
小さな仕事の積み重ねこそが末永い信頼につながるという考えを信念として持っていますので。

ただ、あの頃の、あの21年前の、本当に本当に嬉しかった気持ちを、

いきなり飛び込んできた見ず知らずの自分を信頼して頂けた瞬間の、本当に嬉しかった気持ちを、
もしかしたら少し忘れてしまった部分があるのではないか、という気もしています。

お仕事を頂けることへの感謝の気持ちが、昔と比べ少し弱くなっているのではないか?

毎日毎日たくさんの仕事を頂けている中で、それが当たり前のように思えてしまっているのではないか?
日々の忙しさの中で、小さな仕事への感謝や、それに取り組む一所懸命さが、失われつつあるのではないか?

創業の頃のお客様とお会いするたびに、このような反省の気持ちが湧いてきます。

でも、こうして反省の気持ちが湧いてくるということは、やはり何か至らない部分があるのだと思います。
心のどこかに慢心があるのだと思うのです。

今年の春先だけでも、私の古くからのお客様のリピート工事で、1000万円以上の大規模修繕工事が3件、500万円ぐらいの外装改修工事が3件、合わせて6000万円近いお仕事を頂いています。

リピートだけで6000万円です。
このように沢山のリピートを頂けるのは、我々の仕事を認めて頂き、我々を信頼してくださっている証です。
同時に、我々が目の前の小さな仕事を一所懸命にやってきたという証でもあると自負しています。

でも、逆に言えば、もし我々が目の前の小さな仕事で手を抜いていたら、この6000万円近い売上は生まれていなかったワケであり、そのことは弊社にとって業績に直結する死活問題です。

そう考えると恐ろしい話ですね。

初心忘るべからず。

もう一度、あの頃の気持ちを取り戻すことが大事ですね。
千円の仕事、1万円の仕事、小さな小さな仕事、ちょっとした小工事を、心から喜んでやらせて頂く。
金額の多寡にかかわらず全力で一所懸命にやらせて頂く。
あの頃の純粋な気持ちを、まずは私自身がもう一度取り戻して、それを全社員に伝え、会社のDNAとして、しっかりと植え付けていきたいと思います。
自分たちを信頼して頂けることへの感謝の気持ちが何よりも大事。
それが一所懸命な良い仕事につながり、こうして21年後に大きな答えとなって返ってくるのでしょう。

本当に、本当にありがとうございます。

ではでは。

1冊目の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』
さらに2冊目の著書(共著)は建築専門書です→『【図解】雨漏り事件簿/学芸出版社』
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十年ひと昔

昨夜は当社で応援している川崎フロンターレのスポンサー激励会に参加してきました。


12年前からスポンサーの末端であるサポートカンパニーをやらせて頂いています。
スポンサー激励会は毎年この時期にある恒例行事で、フロンターレの監督や選手たちと、それを支えるスポンサー企業が触れ合う場です。
簡単に言えば、スポンサー向けのファン感謝デーみたいな感じですかね。

ここのところずっと参加していなかったのですが、去年初優勝したことでもありますし、今年は久しぶりに参加してみました。
よくよく数えてみたら11年ぶりでした。
11年前のスポンサー激励会では、各選手に握手してもらったり、サインもらったり、一緒に写真撮ってもらったり、割と自由な感じで、というか、選手や監督とかなり好き勝手に交流できたんですが、今回久しぶりに参加してみて、ずいぶんと勝手が違っていました。

まあ、それもそのはずです。
あの頃と比べると、今ではJリーグでも有数の人気クラブになっています。
サポーターやスポンサーの数も格段に増えていますし、チームには日本代表クラスの選手が多数在籍しています。
11年前と言えば、当時在籍していたGK川島永嗣がようやく日本代表に呼ばれ始めた頃です。
その後、日本代表で活躍して、川崎から海外へ飛躍していったわけですが。
それを思うと隔世の感があります。

『十年ひと昔』と言いますからね。

11年も月日が過ぎれば、いろんなことが変わってしまって当然です。
世の中は変化するのが当たり前、という話です。
でも、前回のスポンサー激励会と一番大きく変わったところは、一緒に参加した長男が11年前は小学生だったのに、今回は成人になっていたので、一緒にビールで乾杯できたことです。
ちょっとビールがぬるかったですけど。(笑)
時が経つのはあっという間ですね。

ちなみにこれが11年前の写真。

       

中村憲剛選手、川島永嗣選手とツーショット。
憲剛選手も川島選手も流石に若いですね~。(笑)

この頃の息子がなぜか中村憲剛選手とソックリでなんか面白いです。

ではでは。

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国を守る建物を雨漏りから守る

防衛省関連の施設から雨漏りで困っているということで電話があり現調に行ってきました。
場所は都内の1等地になんですが、敷地がめちゃめちゃ広くて余裕があります。
だだっ広い敷地の中にいくつかの建物が立っていて、雰囲気としては大学のキャンパスみたいなゆったりとした感じです。

ただし、大学のキャンパスとは違って入場する時の手続きはめちゃくちゃ煩雑です。(苦笑)

まあ、防衛関連の建物なので当然でしょうけど。
安全保障上というか、機密情報を守る必要がありますからね。
出入り自由でオープンな大学とは真逆です。
正直言って、めんどくさい気持ちはしますが、仕方がありません。

公的な建物であろうが、民間の建物であろうが、雨漏りしてる物件という意味においては全く同じです。

公共の建物だから、あるいは有名な物件だから、という理由でこちらとしての対応や取り組み方が変わることはありません。
特別なことをしたり対応に差をつけるようなことはないです。

とは言え、お客様の個別の事情に合わせた対応は必要になります。

弊社で定期的に仕事をしている宮内庁(皇居)関連や、今回の防衛関連施設などのように、入館の手続きが煩雑だったり、事前に細かい名簿を提出しなければならなかったりと、なかなか面倒で手間がかかることが多いですが、そこは避けては通れません。
公的物件に限らず、最近では大手企業やIT関連企業もセキュリティが厳しくなっていますしね。

話がそれましたけど、今回の防衛省関連施設の雨漏りですが、トップライト絡みが1箇所と、パイプシャフト絡みが1箇所でした。

ようするに開口部と貫通部ですね。
あまり難しくはないと思いますが、油断は禁物です。
国を守るための建物を雨漏りからしっかり守れるよう頑張ります。

ではでは。

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経営者冥利。

当社では全社員・スタッフと毎月1回、定期的に個人面談をしています。
こうして全員とこまめに直接コミュニケーションをとれるのは小さな会社の利点ですね。
大きな会社では人が多すぎて社長と全社員の定期的な面談など不可能だと思います。
中小零細企業には小さい会社なりのメリットや良さがあります。
こういう強みをしっかりと活かしていきたいところです。

今日は社内のリーダー的存在であるU君と個人面談をしました。

18歳で入社して既に20年以上ウチの会社で頑張ってくれています。
雨漏りの調査や修理を完全に任せられる唯一の存在でもあります。
塗装工事や防水工事の細かい仕様や工法についても知識や経験が豊富で頼りになります。
月イチの個人面談においても、自分のことだけじゃなく、いつも会社全体のことを考えて意見や提案をしてくれます。

そんなU君ですが、今日の面談で会社の今後にとってすごく有益なアイデアを提案をしてくれました。

自分のことだけじゃなく他の社員やスタッフのためを思って考えたアイデアです。
それなりに大きな改革を伴うアイデアではありますが、あまりにも素晴らしいアイデアだったので、その場で採用を即断しました。
可及的速やかにフレームワークをまとめて実行に移したいと考えています。

このような素晴らしいアイデアが、社内の人間から、それも生え抜きリーダーから上がってきたことがとても嬉しいです。

そのようなリーダーを心から誇らしく思います。
ウチの社員たちは確実に成長していると確信しました。
社員の成長を感じた時こそ、最も経営者冥利に尽きる瞬間です。
彼らの頑張りに負けないように、彼らの努力に応えられるように、彼らの成長にちゃんと報えるように、社長である私自身がもっともっと経営者として、人として成長しなければいけないな、と強く思いました。

頑張ります。

ではでは。

1冊目の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』

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興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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