スタッフブログ

ブランコ作業 ~一人前になるまでの物語~ 第5話

2022.5.6

2022-05-06

本日のスタッフブログは、奥村が担当いたします。
このブログは、私がブランコ(ロープワーク)作業を本格的に行えるようになるまでの物語を書かせていただきます。
最後まで読んでいただければ幸いです。

前回のブログは、自分がブランコに慣れ危険な作業だという認識が薄れていた時期に、現場完了最終日にロープの確認不足で大怪我をしてしまいそうになったお話を書かせていただきました。

 

入社してから4年目になり、この業界で行う仕事を一通り覚えてきた時期です。
この頃からUさん以外の営業の方と動くようになりました。
Tさん(営業でとても器量ある方です。)とNさん(営業で優しいお兄さんみたいな方です。)の短期現場や営業の付添いなどに呼んでいただけるようになりました。
TさんやNさんと一緒に動くようになりUさんとは、また違った営業の考え方や現場管理、職人さんとの接し方、作業の手順などを教えてもらい素晴らしい経験をさせていただきました。

同じ会社に長く努めている方々でも一人一人これほど考え方や遣り方が違うんだなと感じました。
特に短期現場で特徴が出るのですが、Tさんは毎回ではありませんが一日に複数の現場を入れる傾向があり、午前ブランコ作業を急ぎで終わらせ、移動して違う現場で作業、終わり次第移動して、夕方ブランコ作業等一日パンパンなスケジュールを組む事が多かったですね。
Tさんと行動をする日は気合をいれて出社していたのを覚えています。
Nさんは基本、現場の日は移動などなく一日同じ現場での作業が多かったです。
Nさんは毎回現場に入る前に「急がなくて良いから安全にやってほしい。工期内で終わらせてくれるとありがたい。」と言ってくださり、工期に余裕をもたせる方でした。

この4年間、職人さんと大きい現場で作業し、Uさんの下で動き営業関係や短期現場などさまざまな経験を積んできた事で、Tさんの現場やNさんの現場で目立つ失敗もなく順調に作業こなしていました。

Tさんと動くようになって一年程がすぎた頃に、Tさんから突然「今度の現場12階から降りてもらうから、よろしくね」と言われたのです。
自分は「ちょっと高すぎませんか?無理だったら変わってくださいね」と冗談混じりで発言しました。
(本音は「無理です。」ときっぱり断りたかった・・・・)
Tさんは「もう、そんだけ降りてれば余裕だよ」と言っていただいたので「了解です」と返しました。
数日その現場の事ばかり考え気持ちが落ちていましたが考え方を変え、最初の頃10階建てをギブアップした時を思い出し、いろいろな現場で経験を積んだ自信もあったのでリベンジもかねて、気持ちを上げました!

数日後、Tさんの12階建ての現場が始まりました。
やはり高すぎて少しめまいが起きそうになりました。
横浜方面12階建て、RC造、タイル張り、住宅街の真ん中に高すぎるビルが立っていました。

明らかにテンションが低い顔をした自分を見てTさんが「大丈夫、大丈夫、楽勝だよ(笑)」と肩を叩きながら励ましてくれたのですが、テンションは低いまま屋上に行きブランコをセット、屋上から下を見ると会社の車が小さすぎて絶句しました。

Tさんから「じゃあ、お願いします。頑張って。」といってくださり、最後のダメ押しで「マジで無理かもしれません。その時は変わってくださいね」と伝えブランコに乗り込みました。

今回はここまでにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人

 

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