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見習い現場管理・大沼がゆく! 第5回

2022.4.12

2022-04-12

こんにちは!見習い現場管理の大沼がお相手させて頂きます。
今日は少し、ゲームのお話をしようと思います。
おお!大沼は経験が浅いために知識が乏しく、とうとうブログのネタも尽き、やけっぱちになって全く仕事と関係のない話をしだしたぞ!……と気色ばんでいる皆様もおられるかと思います。
なあに、最後はちゃんと外装の話に着地しますから、ご安心くださいませ。

私は子供の頃、ゲーマーでした。
特に小学校低学年ぐらいまでは、来る日も来る日もファミコンばかりやっているような、親も呆れ果てるような子供でした。
しかし時を経て、私の興味は音楽や釣り、マラソンなどの他の趣味へと移り、いつしか最新のゲーム事情を積極的に追ったりするようなこともなくなってしまいました。
現行のゲームに食指を動かすことはなくなったとは言え、幼少の頃の私のファミコンへの没入具合は思い出すだに凄まじいものがあったため、ゲームを愛する気持ちは未だに変わらず、今でも「youtube」で懐かしいゲームのプレイ動画を検索し、視聴を楽しむことがあります。

私が特に好きだったのは、『ロックマン』『悪魔城ドラキュラ』『グラディウス』などの、アクションゲームやシューティングゲームの類でした。
このブログをご覧になっている”おじさま”世代の方々の中には、つい懐かしさが込み上げてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

こういったゲームではたびたびボスキャラが現れて立ちはだかり、プレイヤーを苦しめます。
しかし、どんな強敵にも必ず弱点が存在し、その弱点を探し当てることで打ち勝つことができます
そして、大抵の場合、その弱点は頭部・大きな眼・開いた口の中・胸の赤いマーク……と、相場が決まっています。
弱点の候補が無数にあるわけではなく、疑うべき箇所がごく限られているのです。
そのため、「まずは頭を狙って、だめなら次は眼、その次は……」といったフローチャートを、子供もプレイの中で自然と順序立てて辿ることができました。
これが世界に冠たる日本のゲームデザインの優秀さであると言えます。

さて、お客様から「自宅が雨漏りをしているので、一度来て原因を調べてほしい」といったお問い合わせがあった時、私たちは雨漏りの原因を正確に究明するため、「雨漏り調査」なる作業を実施する場合があります。
その作業の内容は、「散水による試験」です。
お客様の建物の外壁の様々な箇所に水を一定時間かけ、雨漏り具象が再現できるかどうかを確かめます。
そうすることで、外壁のどの位置から雨水が浸入しているのかを突き止め、雨漏りを止めるために補修するべき箇所を特定するのです。

「外壁の様々な箇所に水をかける」などと聞きますと、途方に暮れてしまいそうになりますが、やはり、この作業にもある程度のセオリーがあります。
雨漏りの原因となっている可能性の高い箇所がいくつかあり、そういった箇所を優先的に疑って、検査を進めていくのです。

 

窓まわりのサッシと外壁の接合部は建物の「弱点」です。
この箇所にシーリングの傷みや微細なヒビがあれば、疑う価値があります。

散水画像1
散水画像1

 

ヒビが入りやすいのも「弱点」たる所以です。
窓まわりから周囲にヒビが伸びることもあります。

散水画像2
散水画像2

 

外壁の目地も、年数の経過とともに劣化が進み、雨漏りを引き起こすことが多いです。

散水画像3
散水画像3

 

外壁に穴を開けてアンカーやネジなどが打ち込まれているような箇所は、どうしても「弱点」になりがちです。

散水画像4
散水画像4

 

散水のみならず、貯水して試験を行う場合もあります。

散水画像5
散水画像5

 

こういった箇所をまずは目視で検査し、疑う個所に優先順位をつけてから散水試験を実施することで、私たちは決められた時間内に雨漏り箇所を特定していきます。
もちろん、上記の画像以外にも、雨漏り原因候補となる箇所はまだまだたくさんあり、セオリーがあるとは言え、特定に至るのは容易ではなく、しかもいつもセオリー通りに事が進むとは限りません。しかし、どんな強敵にも必ず弱点が存在し、その弱点を探し当てることで、私たちは雨漏りに打ち勝つことができるのです。

おお!ちょっと最後カッコつけてしまいました!
なんだか偉そうに綴ってしまいましたが、大沼はまだまだ修行中の身、さらに訓練を積んで、お客様の大切な建物の雨漏りの原因となる「弱点」を正確にそして早くみきわめられるよう、精進してまいります。
それでは、またの機会にお会いしましょう!

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 大沼和正

 

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