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軒天補修(寒冷紗)

2010.10.12

下地現状の確認
下地現状の確認
施工箇所の確認

天井等は美観性を良くする為、板の継ぎ目部分や板を固定するための釘・ビス等の頭をパテ処理して隠してあります。しかしながら、パテ等の劣化や板の収縮等が原因で割れや膨れ・剥離が発生してしまいます。そこで割れを極力防ぐ為に繊維質の補強材をパテの中に入れる工法を選択します。

脆弱部分の撤去、下地の清掃
脆弱部分の撤去、下地の清掃

膨れた塗膜や継ぎ目の間に詰まったパテ等を撤去し、チョーキング現象の粉やコケ等を高圧洗浄や少し粗めのサンドペーパー等で、しっかり落とします。このとき高圧洗浄を選択した場合、充分乾燥時間をとります。例えば板が木材だったら含水率12%~20%前後であれば塗装するのに支障がないと考えられています。

補強材の選択、裁断
補強材の選択、裁断

補強材の種類・サイズ等の選択は、その場所ごとに天井材の種類・固定の仕方等を確認して決定します。今回は寒冷紗という網目状のものを選択しました。補修作業に入ると忙しくなるので前もって寸法に合わせ裁断しておきます。

下処理・補強材の取り付け
下処理・補強材の取り付け

釘・ビス頭が見えてしまってる場合は錆止めを塗装しないとすぐ錆びてしまうので、補強材を取り付ける前に塗装しておきます。天井材の素地が見えている場合は、必要に応じて下塗りをします。特に板が木材の場合、塗料の吸い込み性が高いので目止めを行い、針葉樹はヤニも多いので事前に処理しておきます。今回使用した寒冷紗は、片側がテープ状になっているものを選択し、作業効率をアップさせています。

パテかい・パテ付け
パテかい・パテ付け

 

パテも補強材同様、その場所ごとに天井材の種類・パテの厚さ等を考慮して決定します。今回は、耐水性のある外部用パテ厚付け用途と仕上げ用の2種類を選択しました。地ベラというヘラで網目の一つ一つにしっかり加圧しながら入れていきます。

研磨
研磨

サンドペーパー等で平滑に研磨していきます。最終的な仕上がり具合が決まるポイントでもあるので、直接自分の指や掌で平滑になっているか確認を繰り返しながら研磨します。この工程一回でも大変なのですが、研磨が終わったら前のパテ工程に戻り少しずつパテの範囲を広げながら2・3度繰り返します。

塗装工程、自主検査
塗装工程、自主検査

研磨が終わったら塗装工程を行います。その後養生シート等を除去し、清掃後仕上がり状態・硬化状態を目視・指触にて確認します。

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