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こだわり

日本外装スタッフブログ

シーリングの適材適所

本日のスタッフブログは、奥村が担当させて頂きます。
主に現場管理や補修作業などを担当しています。
入社以来、多種多様な作業を任されてきたので一通りこなせると自負しています!

本日は、シーリング材の適材適所についてお話ししたいと思います。
というのも、最近行った現場でのことなのですが、ブランコ作業(ロープワーク)で施工箇所を確認すると
クラック(外壁亀裂)部分にシリコンが使用されていました。いろいろな状況があり、お客様との打ち合わ
せの中で、どのような経緯で実施したかは定かではありませんが、本来の正しいシーリング材の選定として
はおかしいなと感じました。

ブランコ作業(ロープワーク)で実施する応急処置的な作業とはいえ、その後のことを考えれば自ずとシリ
コンは選択肢から外れます。というのもシリコンを打ってしまうとその後の補修や塗装工事に影響を及ぼす
からです。簡単に言うと、シリコンの疎水性により他のシーリング材や各種塗料、補修材などの接着性が著
しく損なわれるからです。この場合は、ウレタン系シーリング材にて処理した後に塗装処理を行うか、変性
シリコン系シーリング材にて処理をするのが望ましいと考えます。

以下が各種シーリング材の特徴、及び適材箇所になります。

【シリコン系】
各種シーリング材の中で耐熱性が高いので屋根板金まわりへの使用や、紫外線に強いためガラスまわり等に
適しています。上で触れたように各種塗装仕上げの目地のほか、汚れを呼びやすいため露出の目地には不向
きです。

 

 

【ウレタン系】
一般的にワーキングジョイント、ノンワーキングジョイント共に使用されますが紫外線の影響を受けやす
いので塗装被覆処理が前提となります。

 

 

【変性シリコン系】
現状一番使用される頻度が高いシーリング材です。旧シーリング材(シリコンを除く)との接着性能も
よく、ワーキングジョイント、ノンワーキングジョイント共に使用されます。紫外線の影響を受けにく
いので露出仕様にも対応できます。

 

 

【ポリサルファイド系】
新築でのノンワーキングジョイント、石材目地のシーリング材として多く使われていましたが、近年の
改修工事では変性シリコンに代替されることが多いです。現在は、品質改良が行われ先打ち・後打ちの
概念が改善されましたが、以前は既存変性シリコンの打ち替えには、ポリサルファイド系は不向きでし
た。

その他にもポリイソブチレン系のシーリング材がありますが、まだまだ使用頻度は少ないです。

このようにシーリング材には適材適所の概念がありますので、応急処置とはいえ先の修繕工事を前提に
補修仕様を選定しなければなりません。実際に補修仕様を提案する施工業者のレベルは勿論ですが、建
物のオーナー様が知識を身につけることで、このような選定ミスは防げるはずです。

弊社では、ご相談のみのお客様も喜んでお受けいたします。お気軽にお問い合わせ下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人

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脱気筒ってなに?

本日のスタッフブログは、二宮が担当させて頂きます。
現場でお客様とお打合せをさせて頂いている際のご質問の一つに「脱気筒って何?」という質問を頂きます。
脱気筒とは防水工事の際に使用する副資材の内の一つなのですが、マンションやビルの屋上に取り付けられ
ている銀色の筒状の物を見かけた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はこちらの脱気筒について、簡略ではありますがご説明したいと思います。

【脱気筒の役割】
脱気筒とは、陸屋根の屋上に設置されているもので、長年にわたり侵入した水分や、日中の寒暖差により防
水層と下地の間に発生した水蒸気を排気するための筒状の物を指し、下からの空気を、脱気筒を通じ外へ逃
がすことで、防水層の膨れや、膨れから発生する亀裂等による不具合や、下地、防水層の劣化を防ぐ役割を
担っています。

【脱気筒の設置】
防水層全体の膨らみを予防するための物ですので、脱気筒を設置する際の基本として(屋上の形状や施工
方法により異なる場合もある)60~100㎡毎に1基を目安として防水層全体の脱気筒の設置数を決めます。
脱気筒の設置場所も防水層下の空気を上に逃がすという性質上、屋上全体で勾配が一番高い位置に設置す
る事が理想となります。(排水ドレンが一番低い位置=水下となるので、一番高い位置=水上となります)

 

とはいえ、脱気筒を設置しているからといって完全に膨れが発生しないということではありません。
重要なことは、防水、脱気筒、改修ドレン等といったものそれぞれが、膨れや防水層劣化のリスクを減ら
す為の予防策のひとつであり、それぞれが合わさり、補うことで、よりしっかりとした防水層を作り上げ
ています。

お客様ご自身でも、大雨や台風後等にこまめに防水層の状態をチェックし、排水ドレンに溜まった泥、枯葉
などのゴミを掃除しておくといった、常日頃のメンテナンスをして頂く事ことは、結果的に防水層の劣化を
防ぎ、建物全体の寿命を延ばす重要な役割となります。

 

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 二宮圭太郎

 

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新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
ブログ管理者の高橋です。

本年も「いい仕事をしよう」という経営理念のもと、
スタッフ一同より一層技術の向上に励み、
お客様にご満足いただけるサービスを心掛ける所存です。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

新たな年を迎え、
本日よりスタッフ一同ブログにも力を入れていきたいと思っております!
文章を書くのが苦手なスタッフもおりますが、一生懸命書いております。
ぜひ、お時間の空いた際にお読み頂けると嬉しく思います。

弊社は本日より通常営業となります。
2022年も皆様にとりまして素晴らしい一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

 

 

日本外装株式会社
ブログ管理者 高橋睦

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改修用鉛ドレンの設置

既存排水ドレンの確認

既存排水ドレンの確認

既存のドレンは床面より10㎜程高い位置にあり、流れきらない砂やゴミが長年溜まり続けヘドロのようになっていました。

特に気になったのがドレン周りを指触した際、シートがベコベコと凹む部分がありました。

この場合躯体の劣化で異常が起きているか、もともと躯体が無いと考えられます。一般の方は躯体が無いなんて事ありえるの?と思うでしょうが、個人の感想では少なくないと思います。実際に触った瞬間、またか…とため息がでました。

 

既存シートの撤去

既存シートの撤去

シートを撤去してみるとやはり空洞がありました。なぜ空洞が出来るのかというと新築時ドレンを設置する時に躯体を削ったり、穴を開けて設置することがあります。

設置後削りすぎた部分等にモルタル等で埋め戻すのが一般的ですが、シート防水等は最初の写真を見てもらえれば分かるように、張ってしまえば見た目では分からなくなってしまいます。

プロ意識の低い業者はそこを利用し手抜きをしています。後に不具合が起きることを考えれば埋め戻すぐらい大した手間ではないと思いますが…残念です。

さらにこの業者が酷いのは埋め戻さないどころか空き缶等のゴミを隠していました。中心に見えているのがタバコの吸殻入りの空き缶で少量のモルタルで固めてあります。こんな状態を見ると怒りすら覚えます。

 

不適切物の撤去

不適切物の撤去

空き缶等のゴミを撤去し、しっかり清掃します。出てきた空き缶はとても古いデザインで私が小学生の頃販売されていた物でした。

20年以上この状態であれば雨漏りするのも無理もありません。しない方が奇跡です。

バブル時期に工事をしていた職人さんがよく言っていましたが、当時はコンクリートの打設時等に食べ終わった弁当のゴミ・空き缶や小さなゴミを入れている人間を見かけたそうです。とても信じられない話ですが、私の工事経験の中で浮いている壁を開けたらスポンジ・缶・タバコ等が出てきたこともあります。

もちろんこのようなケースは稀ですが一人の職人としてはとても不安になる出来事です。

 

改修用鉛ドレンの加工

改修用鉛ドレンの加工

気を取り直して鉛ドレンの加工です。設置する場所に合わせ加工します。

加工といっても鉛部分を折ったり、叩いて平らにしたりと、地味な作業ですが好きな作業のひとつです。

 

プライマーの塗布

プライマーの塗布

加工した鉛ドレンを一度取り外し、埋め戻す部分に樹脂プライマーを塗布します。

 

樹脂モルタル形成

樹脂モルタル形成

樹脂モルタルを充填して形成します。

 

鉛ドレンの設置

鉛ドレンの設置

モルタル硬化後、加工した鉛ドレンを再度設置し、シーリング処理します。

 

ウレタン仮防水

ウレタン仮防水

シートを剥がした部分がそのままでは雨漏りしてしまうので、その日のうちにウレタンで仮防水をします。

ここまでくると一安心です。後は天気の様子を見ながら残りの立上り部を剥がしては仮防水、剥がしては仮防水を繰り返します。

 

ウレタン本防水

ウレタン本防水

仮防水が終了したら本防水を行います。本防水のウレタンが硬化したら保護用のトップコートを塗布して終了です。

最後にこのような建物は少なくありませんが熱心な施主さんが多くなり、プロ意識の高い職人達が少しずつ増えてきているように思います。

とはいってもまだまだ手抜きや無知による不適切な工事は減りません、いたちごっこにすらなれてないと思います。

でもいつか意識の高い職人の数が上回り安心できる建物が増えるよう、多くの施主さんや意識の高い職人達に貢献できるよう、これからもしっかりと技術を磨き空いた時間には教科書を開きと努力していきたいと思います。

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加硫ゴムシート→ウレタン防水

施工箇所の確認

施工箇所の確認

今回は鉄骨造の建物で、屋上には加硫ゴムシートで防水が施工されていましたが、下の階に雨漏りしていました。屋上に上がったいくつかの膨れが目に入り、触ってみると膨れているわけではなく下地が凸凹していたためシートがしっかり着いていませんでした。

ゴムシートの拭き取り清掃

ゴムシートの拭き取り清掃

高圧洗浄をすると下の階に漏水する恐れ(ほぼ確実)があったので、丁寧に拭き取り洗浄をしました。

プライマーの塗布

プライマーの塗布

この時期は天候が不安定で雨の降るたび下の階の方が困っていました。そのため先に仮防水等で雨漏りを止め、その状態を出来る限りキープする工程で行くことにしました。
仮防水を兼ねてゴムシートにゴムアスファルト系のプライマーを塗布します。

通気緩衝シート張り付け

通気緩衝シート張り付け

床面に通気用の穴を等間隔に開けて、改質アスファルト製の通気緩衝シートを張り付けます。
端部から水が入る恐れがあったのでその日のうちに塞ぎます。

立上り部ゴムシート撤去・下地処理

立上り部ゴムシート撤去・下地処理

笠木を外し、立上り部のゴムシートを撤去します。
しかし笠木を外すとシートの端部が浮いていて、よく見ると押出し成形セメント板というコンクリートブロックのような穴の開いた形状の外壁材の上にブチルテープという防水に使われる両面テープが貼られ、その上にゴムシートが貼られゴムシートが伸縮したのか端部が剥れていました。・・・・これだけ?と思いながらもここから漏水した跡は無かったので少し安心しました。
まずは粘着力の強いブチルテープの撤去ですが、穴の開いたままの押出し成形セメント板(ハーモニカの口をイメージしてください)に貼ってあったので接着面積がほとんど無くすんなり取れました。
その後ゴムシートを剥がし、穴にバックアップ材を挿入しシーリング処理をします・・・300箇所ほど。

立上り部ウレタン塗布

立上り部ウレタン塗布

立上り部にカチオン→プライマー→補強布を挿入したウレタン(ノンサグタイプ)を塗布していきます。
ここまでの立上り部の工程は途中で雨が降ると漏水の危険もあるので、その日の天候を見て少しでも雨の降る予定であれば作業を中止します。

レベリングタイプウレタン塗布

レベリングタイプウレタン塗布

床面にレベリングウレタンを塗布します。
床にウレタンを塗布すると硬化するまでの長い時間歩くことができなくなり、忘れ物・降雨・ゴミ等の飛来・虫の墜落(カナブン・スズメバチはお得意様)があっても硬化するまで何も出来ないので、毎回無事に硬化してくれるよう祈っています。

レベリングウレタン塗布(2層目)

レベリングウレタン塗布(2層目)

立上り部の仕上げと床面にレベリングウレタン2層目を塗布します。

トップコート

トップコート

ウレタン防水層保護の為、全体にトップコートを塗布します。

笠木復旧・仕上りの確認

笠木復旧・仕上りの確認

トップコート硬化後笠木等を復旧し、問題が無ければ終了です。

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ウレタン防水(密着)→ウレタン防水(通気緩衝)

施工箇所の確認


今回の建物は既にウレタン防水(密着工法)がされていました。
下の階へ雨漏りはしていないそうですが数箇所からウレタン防水の下に雨水が浸入していました。
通常、人の歩く屋上やバルコニー等は、アスファルト防水等の防水層の上に防水層の保護目的でコンクリートを被せてあります。この防水層がもし破損してしまえば下の階へ雨漏りしてしまいますが、破損しても保護コンクリートがあるため場所が特定でず、それどころか補修すら現実的ではありません。そのため保護コンクリートの上に防水を施工するのです。
しかし今回のように上の防水層から雨水が浸入してしまうケースは少なくなく、浸入してしまえば2つの防水層間に入るわけですからほとんどの雨水は逃げ場の失い、プールのように溜まり下の防水が切れて雨漏りするまでの間、気温の変化で姿を変えたり移動したりと防水層に悪さばかりしてしまいます。
そうならない為にも正しい知識を持っている業者さんに施工と定期メンテナンスをしてもらうことをお勧めします。

下地処理・プライマーの塗布


まず下の防水層を傷つけないよう穴を開け中の雨水を出来るだけ排出し、伸縮目地を撤去・通気型の目地材を充填し、プライマーを塗布します。
今回使用したプライマーは層間プライマーという、既存施工してあるウレタン等の防水層の上に防水層を施工するための材料で、既存防水層によく食付きます。

通気緩衝シート張り付け


既存のウレタン防水層にいくつかの通気用の穴をあけ、通気緩衝シートを張り付けます。今回の建物は防水層内に残った湿気を通気用の穴と伸縮目地に充填した通気型目地材から通気緩衝シート内に出し、設置した脱気装置から排出する方法をとりました。
シート張り付け後は外部からの雨水等の浸入を防ぐ為、端部・ジョイント部にウレタンを塗布し、立上り部・架台等のウレタンも塗布しておきます。

レベリングタイプウレタンの塗布(1層目)


床面にレベリングタイプウレタンを塗布します。全体が3㎜厚になるように発注しますが気が付かない位の不陸等があるため、ほぼオーバーします・・・。この工程で2㎜程度の厚みが付くよう塗布します。
て言うよりは1.5㎜ずつ付けたいのですが綺麗に仕上げようとすると2㎜になってます。

レベリングタイプウレタンの塗布(2層目)


1層目で多めに塗布したお陰で不陸もなくなり、2層目は1㎜程度でも綺麗に仕上がります。

トップコート・仕上りの確認


ウレタン硬化後トップコートを塗布し、問題が無ければ終了です。

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笠木ブリッジ工法と目地設計

施工箇所の確認

これは建物屋上の笠木ジョイント部の写真です。シーリング材が大きく破断してしまっているのが分かります。

破断した目地のシーリング材打ち替え工法は大きく分け3種あり、最も基本的な既存シーリング材を撤去して打ち替える再充填工法、目地幅等が足りない時に周囲を切って拡張した後再充填を行う目地拡張工法、意匠性に欠けるが拡張工法より工期・コストの掛からないブリッジ工法があります。

今回のケースは部材の長さに対しての目地幅・深さに不安があり再充填しても再発する可能性や拡張しても深さが確保できなかったのでブリッジ工法を選択しました。

ただブリッジは目地幅・深さが確保できない時の最終手段と言ってもいいほど意匠性が悪く、さらに使い方を間違えばシールの厚み分無駄な応力が掛かる等で部材に悪影響を与える事も考えられます。逆を返せば既存の目地幅・深さが正しく、破断していても原因が劣化によるものであれば再充填が適切であると思います。

それでも破断してしまう場合やシーリング材の接着面積を確保できない場合はブリッジ工法ですが、ほとんどの場合シール自体が破断する凝集破壊では無く、プライマー塗布前の部材処理の甘さから起こる界面破壊(接着不良)の方が多いように思います。だとすれば被着体の処理を適切に行えば意匠性を傷つける事無く再充填工法で十分な可能性が高いです。

目地幅の算出

あまり知られていないのか目地幅と深さは職人が感覚で決めているわけではありません。目地設計のできる人が過去の実験やデータ等の数値を参考に算出していて、通常は設計・新築施工時等に目地設計できる人が立会い決めています。

しかし管理側の無知等で正しい目地幅になっていない建物があるのも事実です。実際数㎜の違いで全てに不具合が起きる訳ではありませんが、目地の位置・幅・深さ・方角・部材の種類によっては重要になってきます。目地幅の算出は、部材の材質・色調や線膨張係数等のデータで算出します。因みにこの目地は幅23㎜、深さ11~16㎜程度が理想です。実際は幅19㎜、深さ7㎜程度でした。

式を書くとムーブメントが

δt=α・ℓ・⊿T(1-Kt)

目地幅が

W≧δ/ε×100+|We|ですが式は覚えられても細かく分かれた数値まで覚えられないので結局ハンドブック持ち歩いてます・・・。

今回はブリッジ工法なので目地幅の算出が終了した後、目地幅の数値からボンドブレーカーの幅を算出し、目地より9㎜間隔をあけた位置にマスキングテープで養生をします。通常ブリッジ工法では接着幅及び厚さが9㎜以上とされています。

プライマーの塗布

ブリッジ工法の接着幅となる部分にプライマーを塗布していきます。今回は2成分形の変成シリコーン系を使用するので2成分形の変成シリコーン系専用のプライマーを塗布します。

プライマーはシーリング材の種類ごとに存在し、中には部材の種類で分かれいる物もあるので適切なプライマーを使用することが重要です。

ボンドブレーカーの張り付け

既存シーリング材の上にボンドブレーカーを張り付けます。

ジョイントにはワーキングジョイント(動きのあるジョイント)とノンワーキングジョイント(動きが無いか極めて少ないジョイント)があり笠木のように熱伸縮の大きい部材はワーキングジョイントに分類され、ワーキングジョイントには目地の伸縮に自由に追従できるよう部材と部材以外には接着させない2面接着工法が絶対不可欠になります。

通常目地内にバックアップ材というシーリング材が接着しない材料を装填し、バックアップ材の厚みで目地深さ(シーリング厚)を調整しますが、写真のようにバックアップ材を装填するとシール厚がとれない場合にボンドブレーカーというテープ状の材料を使用します。

ボンドブレーカーにも種類があり適切な組み合わせでないと接着してしまうので注意が必要です。個人的お勧めは各シーリング材が接着しないテフロンテープです。

シーリング材の充填・加圧ヘラ押さえ

プライマーのオープンタイム内にシーリング材を充填し、金ベラ等で加圧しながら平滑に仕上げていきます。

仕上りの確認

シーリング材が完全に硬化するまで放置し、硬化後養生等を撤去し必要に応じて端部のシーリング処理をして問題が無ければ終了です。

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既存ウレタン防水への施工(密着工法)

施工箇所の確認

この建物も既にウレタン防水が施工されていましたが、下の階で雨漏りしていました。

ウレタンの破断・膨れ等はありませんでしたが、改修用の鉛ドレン等は設置されていませんでした。既存の仕様は密着工法で膨れもなく防水層もしっかりしていたので、今回はドレン処理をして念のため脱気筒を設置し、再度密着工法でウレタンを塗布することにしました。

ドレン処理・高圧洗浄

そのまま洗浄すると下の階へ漏水するのでドレン処理後に洗浄を行いました。

笠木撤去・脱気筒設置

笠木を取ると笠木の下にウレタンは施工されていませんでした。でもほとんどこんな感じです・・・。

笠木下のクラックをシーリング材で処理し、床に穴を開け脱気筒を設置します。

この後は通常のウレタン工程です。

プライマー塗布

全体にプライマーを塗布します。

補強布の裁断

プライマー硬化後、立上り部・ドレン周り・脱気筒周りに合わせ補強布を裁断しておきます。

ウレタン塗布1層目

補強布をノンサグタイプウレタンで張り付けウレタン硬化後、平場にレベリングタイプウレタンを塗布します。

ウレタン塗布2層目

立上り部にノンサグタイプ2層目を塗布し硬化後、レベリングタイプを全体に塗布します。

トップコート

ウレタン硬化後トップコートを塗布します。

笠木の取り付け

トップコート硬化後、笠木取付金具を固定しビスまわりにシーリング材を充填します。

仕上りの確認

笠木・ストレーナーキャップを取り付け仕上りの確認をします。問題が無ければ終了です。

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鉛ドレン施工不良の交換

施工箇所の確認

今回の工事はRC造の5階建てで5階から雨漏りしている現場でした。屋上には既にウレタン防水がされていて、ドレン部分にも鉛ドレンが入っているとのことでした。

本来ここまで施工してあればドレンが雨漏りの原因になることは考えにくいのですが、正しく施工されていない場合もあるのでしっかり確認します。

既存鉛ドレンの確認

ストレーナーを取ってみるとドレンパイプに比べて鉛ドレンのホースがとても細いことがわかりました。

既存鉛ドレンの確認2

さらに中を覗いてみると蛇腹のホースが完全に縮んでいました。これはパイプの中を通るホースがエルボ(曲がっている部分)等を曲がりきれずにぶつかり潰れている状態です。

そして外側からドレンパイプの一部に穴を開けホースを確認したところ、本来あるべき所まで届いていなかったので施工不良と判断し撤去することにしました。

既存鉛ドレンの撤去

取り始めてみると設置の仕方も正しい施工とは言えません。市販されている鉛ドレンは接着面積を取るため鉛部分が広くなっており、広いまま設置するのが望ましいです。既存の鉛ドレンは小さなドレンに合わせ切ってしまっていました。

こういった小さなドレンは鉛を広いまま設置する為、コンクリートを切って広げるか段差を埋めてドレンの口をずらす工法が良いと言えます。

既存鉛ドレンの撤去2

抜き取ってみると更にびっくりしました。とても短いです。そしてエルボにぶつかっていたであろうホースの先っぽが潰れてしまっています。これでは正しく雨水が流れません。

ホースの長さもこの細い径では実際市販されてるスタンダードな長さですが、このドレンパイプには細く・短く完全な施工不良です。

個人的にこういう施工を見ると怒りを覚えます・・・。なんでこんな基礎的なことができないのか・・・。恐らく足場等の高所作業でもヘルメットすら被れない意識の低い業者がやってしまうのだろうと勝手に思って納得しています。

ドレンパイプ長さの確認

鉛ドレンのホースはパイプが下向きに落ちる部分まで届いていないと意味がありません。

写真のようにパイプの横向きになっている部分が長ければ鉛ドレンのホースも長くしなければなりません。ホースが短いとパイプ内で雨水が逆流する恐れがあります。

新規鉛ドレンの確認

これが今回のドレンに合わせた鉛ドレンです。さすがにここまで長いと特注ですが横向きのパイプの長さ・勾配によっては材料も加工する必要があるです。

エポキシ系樹脂モルタル充填

不要な段差に樹脂モルタルを充填してドレンの入り口を変えます。このとき勾配不良にならないように注意します。

後は通常のウレタン工程です。

シーリング処理

鉛ドレンを接着し、端部にシーリング処理をします。

ノンサグタイプウレタン塗布

プライマー~補強布~ノンサグタイプウレタン塗布をしていきます。

ここの工事は真夏だったので硬化の早さ、カナブンの大群に苦労しました・・・。

レベリングタイプウレタン塗布

ノンサグタイプ2層、レベリングタイプ2層塗布します。ドレン周りは立上り部と平場の両方の工程が入るので一番工程数が多い場所になります。

仕上りの確認

トップコートを塗布、ストレーナーを設置し仕上りの確認をします。問題が無ければ終了です。

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脱気筒の取り付け

施工箇所の確認

下地の状態をよく確認します。通気緩衝シートを張る場合は前もって下地を確認し、勾配の高い位置にある伸縮目地上に設置できるようマーキング等をしておきます。

シートの加工

通気緩衝シートの一部を切り取り、伸縮目地内のゴミ・余分なバックアップ材等を取り除きます。

マーキング

脱気筒を設置する場所に合わせオールプラグ打ち込み箇所にマーキングをします。

穿孔

マーキングの位置に振動ドリル等で穿孔し、孔内を清掃します。

オールプラグの打ち込み

オールプラグをハンマー等でしっかり打ち込みます。

脱気筒の固定

脱気筒の裏にシーリング材を充填して、ビスでしっかり固定していきます。この工程を省いてシーリング材のみで固定している人もいるようで、既に脱気筒が設置してある建物で脱気筒の周りが破断していたり、容易に動いてしまったりするものをたまに見かけます。前回工事が終わっていても信用できないので念入りに確認します。

脱気筒内の確認

脱気筒が正しい位置に設置できたか確認します。

写真では暗くて分かりませんが、中を覗くと伸縮目地の底が見えています。

ウレタンの塗布

平場と一緒にウレタンを塗布していきます。

脱気筒が痩せ細っているのはカバーを取り外してるためで、これによりウレタンのカバー付着を防ぎ、筒の付け根までウレタンを塗布する事ができます。

ウレタンの塗布2層目

ウレタンの2層目を塗布します。

トップコート・仕上りの確認

トップコートを塗布し、再度カバーを取り付けます。

最後に仕上りの確認をして問題が無ければ終了です。

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